複数の顧問弁護士(セカンド顧問弁護士)に依頼するメリット
複数の顧問弁護士と契約をしておられる企業様が増えてきています。
一人目の顧問弁護士をファースト顧問弁護士とすれば、2人目の顧問弁護士はセカンド顧問弁護士といわれたりします。
企業様が複数の顧問弁護士と契約するメリットは、
①専門分野毎に顧問弁護士を選任することで、専門分野に強い弁護士に相談することができる
②ファースト顧問弁護士の意見について、セカンドオピニオンをもらうことができる
といったものがあります。
例えば、専門性といっても、法分野毎の専門性(例えば、労働法(使用者)、景表法・特商法)や、企業様の業種毎の専門性(IT企業、不動産、教育事業、ネット集客、病院)もあり、ファースト弁護士が全てに対応することは難しいことがあります。この場合に、当該分野に詳しいセカンド顧問弁護士のニーズがあります。
また、コミュニケーションのしやすさ・フットワークの軽さで、ファースト顧問弁護士に課題があることもあります。ファースト顧問弁護士は、企業の経営層と親密なものの、現場の担当者からすると、レスポンスがよくなかったり(例えば、ChatworkやSlackが使えない)、業界の変化をフォローアップしていなかったり、日常的に相談しにくいという場合も残念ながらあるようです。
こういった場合に、現場の担当者が日常的に相談しやすい顧問弁護士として、セカンド顧問弁護士と契約をするということもあります。
また、ファースト顧問弁護士が、過度に保守的で、現場の課題を解決する方法をアドバイスしてくれない場合に、セカンド顧問弁護士がいれば、セカンドオピニオンをもらうことができるというメリットがあります。
セカンド顧問弁護士と契約するとファースト顧問弁護士との関係はどうなるのか
セカンド顧問弁護士に契約すると、企業様が既に契約しているファースト顧問弁護士との関係はどうなるのか、企業様は、不安に思われるかもしれません。
セカンド顧問弁護士の依頼を頂く立場としては、ご依頼を頂く企業様にとって「今の課題に対応した最善の施策を立案・実施すること」が目的となります。この目的を達成するためには、ファースト顧問弁護士、セカンド顧問弁護士という立場の違いは、それほど重要ではないと考えています。依頼者の企業様にとって、何がベストか、ということに尽きると考えます。
また、セカンド顧問弁護士は、ファースト顧問弁護士の方と必ずしも立場が「相反する」ものではありません。
例えば、企業様が既にファースト顧問弁護士に対応を依頼していても、自社の要望をうまく伝えられない場合ということがあります。このときに、セカンド顧問弁護士の立場として、「どうやってファースト顧問弁護士に自社の要望を伝えたらいいのか」という相談を受けることがあります。この場合、コミュニケーションの仕方をアドバイスさせて頂き、企業様が、セカンド顧問弁護士に相談していることを伏せて、ファースト顧問弁護士に自社の要望を伝えることがあります。
また、セカンドオピニオンについても、ファースト顧問弁護士が案件を進めるにあたって、参考にしてもらえればという趣旨のものも多く、ファースト顧問弁護士の方針を批判することを直接意図したものではありません(例外はありますが)。
企業様がファースト顧問弁護士の進め方について、疑問に思われて、セカンドオピニオンを求められた場合、内容を伺うと、ファースト顧問弁護士の進め方は妥当であるというセカンドオピニオンになることも少なくありません。ただ、この場合は、ファースト顧問弁護士と依頼者である企業様とのコミュニケーションの課題がある場合があったりします。
企業様の立場からすれば、ファースト顧問弁護士とセカンド顧問弁護士が「チーム」となって、企業のために知恵を絞って、ベストの対応をしてくれた方がよいはずです。
もちろん、ファースト顧問弁護士に対する不満・不安が原因となって、セカンド顧問弁護士のニーズがある場合もありますが、それは依頼者である企業様のお考え次第です。
セカンド顧問弁護士の依頼を頂いた際は、ファースト顧問弁護士との関係をどうするのか(完全に切り分けて頂くのかも含めて)、依頼者である企業様のご意向を踏まえて、対応させて頂きます。
セカンド顧問弁護士お試しサービス
当事務所では、既に複数の顧問弁護士と契約をしている企業様からのセカンド顧問弁護士のご依頼を承っており、相当数の実績があります。
複数の顧問弁護士に依頼している企業様は、
①専門分野毎に異なる顧問弁護士に依頼している
②部署毎(人事部、営業部など)に、親しい顧問弁護士に依頼している
③ファースト顧問弁護士は経営者と親しいが大御所すぎて気軽には相談しづらい。現場はフットワークの軽いセカンド顧問弁護士に依頼している
④ファースト顧問弁護士の働きぶりには不満があるが、経営者と親しいので、現場はセカンド顧問弁護士にもっぱら 相談している
等、いろいろな場合があるようです。
そこで、セカンド顧問弁護士を検討しておられる企業様向けに、セカンド顧問弁護士お試しサービスを実施させて頂きます
具体的には、セカンド顧問弁護士お試しサービスに申し込んで頂いた企業様には、
お試し期間2ヶ月間
ご相談への対応(月2~3回を目安。電話・オンライン)(書類作成等は別途見積り)
を月額2万円(税別)~で対応させて頂きます。
お試し期間(2ヶ月)が終了した時点で、正式なセカンド顧問弁護士の契約をして頂くかのご判断をお願いさせて頂きます。
当事務所のセカンド顧問弁護士のプランは、月額3万円(税別)~となっております。ご相談のみの対応(書類作成等は別途見積り)となります。
当事務所の顧問弁護士のプランはこちらとなります。